交通事故問題に強い弁護士の相談マニュアル【東京版】

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低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)

交通事故に多いむち打ち症の1つである、低髄液圧症候群の特徴や診断基準について解説しています。

交通事故による低髄液圧症候群とは

低髄液圧症候群は、交通事故によるむち打ちを原因として発生することがあるもので、事故によるダメージで髄液を包む硬膜が損傷し、内部の髄液が外に漏れ出す症状です。

髄液の漏出とともに脳が動き、脳神経・脳血管・頭蓋底の硬膜が刺激され、以下のような症状を引き起こします。

  • 頭痛
  • 吐き気
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 倦怠感・疲労感
  • 首の痛み
  • 視力障害・視野狭窄
  • 集中力・思考力の低下

これらの症状は座ったり立ったりする動作を続けることにより、およそ3時間以内に悪化することが多いようです。 

低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)の診断基準

日本神経外傷学会では、低髄液圧症候群の診断基準を平成19年に発表しています。基準の概要は以下の通り。
※前提条件:起立性頭痛、または体位による症状の変化があること。

  1. 造影MRIでびまん性の硬膜肥厚が増強すること
  2. 腰椎穿刺で低髄液圧(60mm水柱以下)が認められる
  3. 画像診断(CT脊髄造影・脊髄MRI・RI脳槽造影)で髄液漏出が認められる

前提条件に加えて1~3のどれかが満たされたとき、低髄液圧症候群であると認定されます。 

低髄液圧症候群で認定される後遺障害等級

低髄液圧症候群で認定される可能性のある後遺障害等級は以下の通りです。

  • 9級10号:神経系統の機能または精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの
  • 12級13号:局部に頑固な神経症状を残すもの
  • 14級9号:局部に神経症状を残すもの

低髄液圧症候群は、交通事故によるケガの直後に症状が出るとは限りません。むち打ち症だと思っていたものが長期間治癒せず、詳しい検査をしたところ低髄液圧症候群であることが判明することも少なくないのです。

こうなると交通事故から相当な時間が経過していることもあるため、事故との因果関係を証明するのが難しくなります。

低髄液圧症候群による後遺障害等級の認定は賠償請求は、ほとんどの場合裁判を通して行うことになります。症状を立証するためにはできるだけ早く専門医で診断・治療を受けることと、知識と経験豊富な弁護士に相談することが重要とされます。

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