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交通事故で起こり得る後遺症の種類

後遺障害の代表的な症状について解説しています。

交通事故に巻き込まれると起こり得る後遺症とは?

どのような症状が出るのか、後遺障害等級に認定されるにはどんな条件があるのかなどをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

むち打ち

交通事故による外傷で最も多くみられる障害・むち打ち。人によって訴える症状がさまざまで、事故の状況・被害者の年齢・体質などによっても症状が変わってきます。

また、一口にむち打ち症と言っても頚椎捻挫型・根症状型・脊髄型・バレ・リユウー症状型に分類されているので、それぞれの症状や特徴をチェックしておきましょう。

低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)

低髄液圧症候群は、交通事故に多く見られるむち打ち症の1つ。事故によるダメージで髄液を包む硬膜が損傷し、内部の髄液が外に漏れ出す症状です。

交通事故発生直後に症状が出るとは限らず、時間が経ってから低髄液圧症候群と認定されることも多いものです。症状の特徴などを確認しておき、慎重に対応しましょう。

高次脳機能障害

高次脳機能障害とは、交通事故や病気(脳卒中・脳炎など)によって脳が損傷され、脳が持つ知的活動に障害が起こるもの。言語・思考・記憶・学習・注意といった認知過程や、行動や精神の異常などの症状が現れます。

こちらも時間が経ってから症状が現れることがあるため、頭部にダメージを負った場合は油断せず、「おかしいな」と思う症状があればすぐに検査を受けるようにしましょう。

外貌醜状

外貌醜状(がいぼうしゅうじょう)とは、頭・顔面・首など普段から人目につく部位に醜状が残ること。以前は外貌醜状の後遺障害等級は男女で異なっていましたが(女性の方が重い)、現在では男女の区別なく認定されています。

損害賠償の目安や過去の裁判例などについても触れていますので、こちらもぜひ参考にして。

上肢機能障害

上肢とは、肩関節・肘関節・手関節の3大関節と手指の部分。これらの部分に障害が残る上肢機能障害の具体的な症状や障害等級、請求できる後遺症慰謝料の目安についてまとめています。

下肢機能障害

下肢とは、股関節・膝関節・足関節(足首)の3大関節と足指の部分。下肢機能障害と認められるための症状と条件、認定されうる後遺障害等級について解説しています。

もしも交通事故で後遺症が残ってしまったらどうする?

被害者請求の手続きを

後遺障害等級の認定を受ける方法は2つ

交通事故の後遺症を「後遺障害」と認めてもらうために、自賠責調査事務所から後遺障害等級の認定を受ける必要があります。

そのための申請方法は2種類あり、ひとつが「事前認定」、もうひとつが「被害者請求」です。

事前認定は被害者側ではなく、加害者側の認定保険会社が行う手続きになります。

被害者側は特に作業刷る必要がなく、手続きの手間などはかかりませんが、事前認定にはデメリットもあるので注意が必要です。

後遺障害等級が認定されると、加害者側の保険会社は高額の示談金を支払わなければならないため、この事前認定に必要な書類をスムーズに出してもらえないことがあります。

このため、できれば「被害者請求」で後遺障害等級の認定を受けることが望ましいです。

被害者請求の手続きについて

被害者請求は、交通事故の被害者本人が直接加害者側の自賠責保険に後遺障害等級認定の申請を行います。

このため、書類は直接自賠責調査事務所に届けることができ、手続きが滞る心配がありません。

被害者請求については、まず自動車安全運転センターで「交通事故証明書」を発行してもらい、加害者側の自賠責保険の保険会社名を確認します。

確認した保険会社に連絡を入れ、被害者請求を行う旨を伝えると、必要な書類一式を郵送してくれます。

書類が揃ったら、保険会社(自賠責保険)に書類を送ります。

保険会社はその書類を確認し、問題なければ自賠責調査事務所に送付し、自賠責調査事務所が調査に入るという流れです。

調査では、自己の状況や自賠責保険から支払う対象となる自己であるかどうか、また後遺障害等級に該当するかなど、さまざまな内容を調査します。

調査後、自賠責調査事務所はその結果を自賠責保険会社に報告し、後遺障害等級が認定された場合は保険会社は調査結果を下に支払い金額を決めます。

そして、被害者に結果を通知し、通知後保険金が支払われます。

もらえる金額ってどれくらい?

後遺障害等級が認定されると、等級に応じて保険金が支払われます。

以下の表は、等級ごとに設定されている支払い金の基準額です。

自賠責基準 任意基準 裁判所基準
第1級 1,100万円 1,600万円 2,800万円
第2級 958万円 1,300万円 2,370万円
第3級 829万円 1,100万円 1,990万円
第4級 712万円 900万円 1,670万円
第5級 599万円 750万円 1,400万円
第6級 498万円 600万円 1,180万円
第7級 409万円 500万円 1,000万円
第8級 324万円 400万円 830万円
第9級 245万円 300万円 690万円
第10級 187万円 200万円 550万円
第11級 135万円 150万円 420万円
第12級 93万円 100万円 290万円
第13級 57万円 60万円 180万円
第14級 32万円 40万円 110万円

例えば第1級の場合、両目を失明してしまった、咀嚼機能や言葉を話す機能を失ってしまった、腕や足を失ってしまったなど、重症でもっとも大きな後遺症が残ってしまった場合に、表に記載されている保険金が支払われます。

第2級では、片目を失明し、もう片方の目の視力が0.02以下になってしまった、両目の視力が0.02以下になってしまったという場合、また両手首より先や両足首より先から失ってしまった場合に表示の金額が支払われます。

もっとも低い第14級でも、まぶたの一部を欠損した、局部に神経症状が残ってしまったなど、かなり大きな後遺症となりますが、自賠責基準だと32万円の支給額です。

ちなみに、後遺障害等級が認定されると、自賠責基準の支払いが先行して行われます。

これは、事前認定では適用されず、被害者請求で適用される制度となり、自賠責の支払いが先行して行われる点も、被害者請求のメリットのひとつだといえます。

後遺障害等級の認定を受ける際には、被害者請求での申請を行うことをおすすめします。

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