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交通事故の被害を保障してくれる保険の種類

交通事故に巻き込まれた際に損害を補償してくれる保険について解説しています。

損害を補償してくれる保険の種類とは?

交通事故被害に遭った際の補償をしてくれる保険には、自賠責保険・健康保険・労災保険があります。このカテゴリでは、それぞれの保険の特徴や使い方などについて解説しています。

自賠責保険

正式名称は、自動車損害賠償責任保険。自動車・バイクに乗る人のすべてに加入が義務付けられている保険(強制保険)であり、交通事故の際に最低限の補償が受けられるようにするものです。自賠責保険の補償範囲は人身事故のみ、物損事故については一切保証されないので注意しましょう。

交通事故の障害で支払われる自賠責保険の限度額は120万円と決められており、その中には以下の項目が含まれます。

  • 治療費
  • 看護費(家族など近親者による付添い)
  • 入院時の雑費
  • 休業損害

死亡事故の場合の限度額は3,000万円、その中に含まれている項目は以下の通り。

  • 葬祭費(100万円を限度)
  • 死亡逸失利益
  • 遺族への慰謝料

健康保険

「交通事故診療に健康保険は使用できない」「すべて自費診療となる」と思い込んでいる人もいますが、交通事故によるケガの治療にももちろん保険は適用されます。

健康保険にするか・自費診療にするかの選択権は被保険者が決めることなので、医療機関側の言いなりになることはありません。厚生労働省からも「交通事故診療に健康保険を使用できる」という内容の通達が出されています(1968年10月12日保険発第106号)。

とくに、自分側にも過失があるようなケースでは、必ず健康保険を使うようにしてください。「保険で補償されるから」などと考えて自費診療にしてしまうと、あとで高額な治療費を自己負担する可能性が出てきます。

交通事故による診療を健康保険で受ける際には、「第三者行為による傷病届」などを提出する必要があります。提出書類の一覧は以下の通り。

  • 第三者行為による傷病届
  • 念書・同意書
  • 誓約書
  • 事故発生状況報告書
  • 加害者の自動車保険加入状況
  • 交通事故証明書(人身事故表示)

交通事故証明書は、事故が発生した都道府県の「自動車安全運転センター事務所」に交付申請をします。手続きをすると、申請した人の住所や希望する場所へ証明書が送られてきます。

労災保険

労災保険(労働者災害補償保険)とは、「仕事中の事故」による負傷・疾病・障害・死亡等に対して給付を行う制度。よって、被保険者が通勤中や業務遂行中に交通事故に遭遇したケースであれば、労災保険から給付を受けることができます。

交通事故が起きた場合は誰でも自賠責保険を使うことができますが、これと労災保険の併用はできません。自賠責保険と労災保険、どちらを使用するかは被保険者に決定権がありますが、労災保険を優先した方がよい場合もあります。そういった情報もまとめていますので、ぜひチェックしておいてください。

また、労災保険を使用するメリットもあります。

  • 治療に対する窓口負担がゼロ
  • 休業給付金・休業特別支給金の支給
  • 後遺障害の認定等級が高い
  • 再発認定・症状固定後の診察も可能

条件が合えば労災保険を使った方が有利となることもあるので、仕事中の交通事故では労災の使用を考慮してください。ちなみに、労災指定病院で療養を受ける際には、労災保険使用の旨を申し出ることが必要。労災指定病院以外で治療を受けるときは、いったん自分で治療費を支払い、あとで労働基準監督署の労災課に請求をすることになります。

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